まち歩き五七五 10月号

 秋高し太身におわす平和の像       とおる

 曲がるたび瀬音の高し秋高し         〃

 峡の山羞じらうごとし薄紅葉         勝司

 峡紅葉お国ことばの足湯かな        弘和

宇奈月温泉で吟行会を行いました。見事な秋晴れに恵まれ

皆さん作句に闘志満々で温泉街へ出て行かれました。

 句碑ありて師の住み給う秋の里      貞子

 句の出来ぬ句帳にとまるあきつかな     〃

 秋の風挽歌奏でる詩のみち         菊枝

 峡谷のぬけくる風の秋の色         紀子

 

宇奈月の紅葉はまだ少し早く見頃とは言えませんでしたが

先週の立山の紅葉は十年に一度と言われる見事なものでした。

 七曲りしても紅葉弥陀ヶ原         憲子

 餓鬼の田の動かぬ水に秋の雲       〃

 

秋はどんどん里へ降りてきて北から南へと日本中を染めて行くのでしょう

 一本の道に沿う村秋澄めり        悦子