まち歩き五七五 7月号

 山陰に今宵独りの蛍狩り         弘和

 この国の四季の輪廻や蛍の夜     菊枝

 ほうたるの一つ光りて闇深し      紀子

 蛍や数えて終う今日一日        すみ子

 ほうたるの灯は求愛のしるしとか    貞子

近年蛍があちこちで又見られるようになりました。

家の近くの蛍橋(30年ぐらい前は蛍の群生地だった)にもちらほら

戻ってきて近所の人を喜ばせています。

蛍の句が多くて戻ってきた自然に嬉しくなりました。

 

 星祭る娘ひとりは京に住む      貞子

 七夕や人には言えぬ恋もあり     勝司

 伝説を織りなす今宵二つ星      菊枝

 星合に天空の句座君を待つ      憲子  

 蛍や母は優しき人でした        菊枝

それぞれの思いを込めた短冊がゆれる七夕の夜

近くの舟見では家々が飾りを手作りしコンテストもあり

花火で締めくくられ中々見ごたえのある祭りです。

 

 峡谷に面影偲び梅雨の夜         悦子

 大声で叫びたき夜や梅雨続く       晶子

西のほうは大変な豪雨に見舞われあちこちで災害もおきています。

梅雨の末期の大雨は怖いですね。

 

 稜線の万緑空を押し上げて         憲子

 万緑のV字峡谷赤い橋           恵子

梅雨が明ければ節電の暑い夏、子供たちは夏休みを待って元気です。

生地の清水は涼しげにほとばしります。