まち歩き 五七五 6月号

 顔寄せて清水の夏に口を貸す     とおる

 黒南風やがん木の下で鰈焼く     節子

 

 清水の心地よい音が小路のあちこちから聞こえ

 町を歩く人の心と喉を潤しています。

 

 寺清水ぷくりと5月の息を吐く     紀子

 戦没碑汗ばむ数珠に磯の風     節子

 蜃気楼立つや何かを見失う      菊枝

 日に透けて風に梳かれて麦の秋   憲子

 

 先日浮玉の網掛けを漁師さんに教えていただきました。

 浜納屋の2階で海を見ながら

 プラスチックに取って代わられてすっかり今は使われなくなった

 ガラス玉にベテラン漁師のゴツイ手で魔法のように仕上げられる

 「浮玉の網掛け」不思議な世界でした。

 舫い結びやっと覚えました。